自身の「ドリーム・ガールズ・プロジェクト」について語る温井和佳奈さん(温井さん提供)【拡大】
カンボジアの女性たちが考案したデザインを商品化することで利益を上げ、14年にはカンボジアなどでショップを開店、15年にはデザイナーを育成する実践的なビジネススクールの開校へと発展させる計画だ。
この計画のため2月には、温井さんの経営するブルーミング・ライフがカンボジアに拠点を設けた。現地担当として常駐している古田美奈子さんは「カンボジアで暮らしてみて、日本人の価値観の押しつけではなく、この国の人たちの気持ちに寄り添った事業展開が大切だと感じた。カンボジアならではの創造力を生かしていきたい」と意気込みを語る。
カンボジアのデザイン市場は、経済成長に伴う企業数の増加や事業分野の拡大から広がりを見せており、デザインの需要は高まっている。しかし、プロのデザイナーは不足しており、発注が国外へ流れ出るケースも多い。デザイナーを増やし、仕事の質を高めることは、この国の経済成長に貢献するだけでなく、個性豊かなビジネスシーンの創出にも寄与すると期待されている。(在カンボジア・ジャーナリスト 木村文)