中国、汚染情報は「国家機密」 上海水源で豚大量死 市民に不安 (2/3ページ)

2013.3.17 11:40

 これに対し、国営新華社通信は、豚の耳に付いたタグから浙江省(せっこうしょう)の上流部で遺棄され、流れてきたた可能性が高いと報道。死骸はさらに増えるとの見通しを示した。また米CNNは上海市の南にある浙江省嘉興(せっこうしょうかこう)市の地元紙が(3月)6日に、「市内の村で1月に1万匹、2月に8000匹の豚が死亡し、その後も毎日300匹が死に続けている」と報じたことを伝えた。

 さらに英紙ガーディアンは、川の水質調査で感染症の原因となる「豚サーコウイルス」の痕跡が確認されたと報じている。ウイルスは人間には感染しないというが、上海市民はパニック状態だ。

 データ開示を拒否

 中国では、微小粒子状物質「PM2.5」による大気汚染など環境問題が深刻化するなか、今月(3月)5日に開幕した全人代で温家宝首相が環境対策に全力で取り組むことは表明した。しかし、汚染の実態は人民にほとんど知らされていないようだ。

 ロイター通信によると、中国の弁護士が先月(2月)、環境保護省に対して土壌汚染に関する2年前のデータの開示を求めたところ、「国家機密」として拒否された。この弁護士は「環境問題というよりも、中国が長年抱えてきた政府の透明性の問題だ」と、怒りをぶちまけた。

「知らないことがパニックを引き起こす」と警告も

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