インターネットの接続を体験する子供たち。ネットは社会に欠かせないインフラとなっている=東京都新宿区【拡大】
政府関係者は「全体的にはもっともな規制緩和論だ」と評価しながらも、具体策として「NTT再々編などを含むインフラの国有化も検討」と明記したことに首をかしげる。
ソフトバンクの孫正義社長が3年前に提唱した「光の道」構想を思い起こさせるが、大手通信会社の幹部は「規制がなくなればネットを利用して事業を行う会社はもうかるが、国有化でタダにしろというのは暴論」と批判する。
「光の道」構想では孫氏が主張したNTT東西の光回線設備の分離をめぐり、2年間にわたる論議が繰り広げられた。三木谷氏は政・官・民を巻き込む論議を再び繰り広げようとしているのだろうか。1日の会合では甘利明経済再生担当相が「積極的に意見を出してほしい」と活発な論議を促したが、質問や意見は出なかったという。
三木谷氏はかねて「国が特定の産業に資金投入すればモラルハザードが起きる」と主張し、競争促進のために規制緩和を唱えてきた。