首都ジャカルタのビル建設現場。インドネシアは政府がインフラ整備に注力していることもあり、建設市場が急拡大している(長谷川周人撮影)【拡大】
インドネシアの建設市場が急拡大を続けている。インドネシア建設業協会によると、今年の市場規模は前年から20%拡大し、400兆ルピア(約4兆1200億円)を突破する見通しだ。
政府がインフラ整備を加速させようと大型計画を次々と実施しているほか、民間投資も活発化しているのが要因だ。11年は250兆ルピア、12年は330兆ルピアだった。現地紙ジャカルタ・グローブが報じた。
同協会は、2013年の国家予算1657兆9000億ルピアのうち11.67%がインフラ整備に充てられたと指摘、政府がインフラ重視の姿勢を明確にしていることもあり、民間からもこれを上回る投資が集まるとしている。