アベノミクスで日本のムード変化　ＯＥＣＤ事務総長が高評価 (1/2ページ)

　経済協力開発機構（ＯＥＣＤ）のグリア事務総長は２３日、日本記者クラブ（東京都千代田区）で対日経済審査報告を発表した。

　安倍晋三政権の経済政策「アベノミクス」に触れ、「日本のムードが変わった。１５年間続いたデフレに終止符を打てるのではないか」と期待感を示した。

　報告では日本の実質国内総生産（ＧＤＰ）成長率予測を上方修正した。昨年１１月の予測と比べ、２０１３年は０．７ポイント高い１．４％、１４年は０．６ポイント高い１．４％と見込んだ。

　また、日銀の金融緩和策を「デフレ収束が最大の優先課題の中で、正しい判断」と評価。

消費税率引き上げは「予定通りに実施すべきだ」と強調