「痛いとこ」聞いてナンボ
ネットの普及で記者会見など取材過程の可視化が進んだ昨今、マスメディアが批判されることは珍しくない。匿名掲示板では、今回の“炎上”を「いかに日本のマスコミが揚げ足取り用の質問しかしてこなかったかという証拠」と、冷ややかにみる意見が少なくない。
ただ、こうしたメディア批判に対して、記者の職責を踏まえた上での反批判も目立っている。「相手の痛いところ、喋(しゃべ)りたくないことを聞いてナンボだろ。ロシア側の最近の実効支配の強化は突っ込まないと」「空気なんか読む必要ないだろ記者なら。都合の悪い質問をどうかわすかも政治家の技量」(匿名掲示板)
相手の嫌がる質問も取材のひとつのやり方、というわけだ。もっとも、「で、聞き出したいことは聞けたの? それができてないならその戦術は間違ってるんじゃないの?」(ツイッターから)と、効果を疑問視する声も上がる。
ちなみにプーチン氏は、質問に不快感を示しつつ、「われわれは本当に(領土)問題を解決したいのだ」と強調。同時に、北方領土で暮らすロシア人に触れて「彼らの生活を考える必要がある」とインフラ整備の必要性も説明した。これを質問の成果と見るべきかどうか。