【ネットろんだん】プーチン大統領会見で炎上 記者は「空気」を読むべきか (3/3ページ)

2013.5.12 14:24

 ネタ、炎上から本質論へ

 そもそも日本のネットでプーチン氏は独自の人気を集めている。ソ連国家保安委員会(KGB)出身の経歴や、こわもての見た目、射撃や柔道に親しむ様子から、同氏の写真を集めたまとめサイトまで存在する。

 今回も質問の是非をめぐる炎上の最中、「激おこプーチン丸」「この記者消されるぞ…」などと騒動をネタに面白がる人々も続出。北方領土問題という本筋をよそに過熱する「ネタ化」「マスコミたたき」は、今やネットの日常風景ともいえる。

 一方で、「どういう質問のほうが良かったか? という方向で議論したほうが面白いと思う」(ツイッターから)などと質問の是非から一歩進み、報道のあり方や領土問題の核心を問う議論が現れたことも見逃せない。プーチン氏のこわもてを引き出しただけでなく、物事の本質を探る動きが現れたことだけでも、冒頭の記者の質問には意義があったといえるのではないか。(三)

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【用語解説】日露首脳会談

 安倍晋三首相とロシアのプーチン大統領は4月29日、モスクワ市内で会談し、北方領土交渉を加速化させるとする共同声明を発表、停滞していた平和条約交渉を再開させた。中国の海洋進出を踏まえ、外務・防衛担当閣僚による安全保障協議委員会の設置や、極東開発に向けた協力推進なども盛り込んだ。日本の首相によるロシア公式訪問と共同声明発表は2003年以来10年ぶり。

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