「編集」に抗議した2人
ここまでなら「ネットろんだん」である必要はないが、取材拒否の事例では、本連載の初回にも登場した元ライブドア社長、堀江貴文氏が過去に印象的なことをやっている。
堀江氏は平成17年の衆院選で広島6区から出馬したが、落選。当時の報道によると、落選後の会見で、佐藤元首相とは反対に、テレビカメラの方を締め出した。「テレビは僕の発言を都合のいい所だけ切り取って編集する」のが理由で、ペン記者だけを対象に取材に応じたという。
佐藤元首相は取材拒否の際、「テレビは真実を伝える」と言ったとされる。両氏は一見対照的だが、取材拒否が「編集」への抗議だったという点で共通しており、その対象が、約30年の間に新聞からテレビへと替わったことを意味している。そしてテレビの編集批判の足場になっているのは、言うまでもなく、進化したインターネット環境だ。13日の慰安婦発言後、ツイッターで膨大な発信を続ける橋下氏も、堀江氏と同じ文脈の中にいる。