2012年のインドのテレビ販売台数は推定1000万台で、そのうちブラウン管テレビが50%以上を占めたが、今年は40%まで減るとみられる。一方、薄型テレビの販売台数は、12年の440万~450万台から今年は550万~600万台に伸びる見通し。全体の市場規模は前年からほぼ横ばいとみられ、初めて薄型テレビがブラウン管テレビを逆転する可能性がある。
インドの消費者をより薄くスタイリッシュなテレビへと駆り立てる要因は何か。業界参入企業によると、有料衛星放送や限定受信システムの導入によるテレビ放送のデジタル化、薄型パネルの低価格化が、躍進の原動力となっている。
サムスン・インディアの幹部は「デジタル化がこの変化に大きく影響している。今や、アナログ式のブラウン管テレビは、デジタル放送の受信に必要な器具のセットトップボックスを付けなければ視聴できない。高精細(HD)チャンネルを提供している放送局も多い。放送の質が向上するにつれ、きれいな画像で視聴できるデジタルテレビのニーズが高まる」と述べた。(ニューデリー支局)