堅調な内需が経済成長を支えてきたタイで、小売業の成長に鈍化の兆しが見え始めた。タイ小売業者協会は、今年上期(1~6月期)の小売業の成長率が事前予想の12%より3ポイント低い9%にとどまり、今年の通年成長率予想を12%から9%に引き下げると発表。合わせて同国政府に積極的な消費活性化策の実施を要望した。現地紙ネーションなどが報じた。
同協会は、政府が今年の予算で計上した5000億~6000億バーツ(約1兆5400億~約1兆8480億円)の景気浮揚策はこれまでのところ期待した効果を上げていないとし、消費鈍化による上期の小売業の売上損失は1200億バーツに達したと主張している。
昨年の小売業の業種別成長率はハイパーマーケットが10%、コンビニエンスストアが18%、百貨店が12%などとなっており、すべての業種で2桁成長を達成。全体でも12%だった。