一石二鳥
鳥取県米子市は充実した特典内容がメディアで取り上げられ、昨年度は前年度の2.6倍の7201件(約8905万円)を集めた。3千円以上の寄付者に和菓子や食事券など計12品を詰め合わせた6千円相当の「米子市民体験パック」を贈呈。1万円以上寄付すると、これに加えてカニ製品や大山ハムなど50を超える特産品(5千円相当)から1品選べ、3万円以上では2品に増える。
佐賀県玄界町は4月から、10万円以上の寄付者に3千円相当の特産品を毎月贈る特典制度を開始。地元で獲れたサザエやメロン、新米のほか黒毛和牛など旬の品々が産地直送されるとあって人気が上昇。制度を紹介する民間サイトで検索ランキングが全国5位に浮上した。担当者は「知名度アップも期待できて一石二鳥だ」と力を込める。
寄付者の争奪戦に…
財政難にあえぐ自治体にとっても制度は大きな魅力だ。市の命名権まで売却すると発表した大阪府泉佐野市は20年4月のスタート当初、1万円以上の寄付者に2千円相当のタオルを贈っていたが、24年8月以降、1万~3万円の寄付者へのお礼品を大幅に増やし、泉州の水ナスやタマネギなどを選択できるようにした。