業界関係者は硫黄燻蒸処理について、「中薬薬材の伝統的な保存方法である」と話すが、処理された薬材の硫黄含有量は基準値の数百倍にも上っていた。実際、「同市場の卸販売では、硫黄燻蒸処理されたものと、そうでないものという2つの価格帯が存在している」(業界関係者)という。
こうした現状について、専門家は「市場は経営規模の小さい業者が乱立し、専門性は低下している」と指摘。関連法規が不十分であり、また薬典基準が統一されていない実態が市場管理を難しくしていると分析する。
現在、偽物薬材の検出に関しては「薬品管理法第48条」に基づいた化学成分による判別方法が主流だ。しかし、薬材の持つ特殊性から、有効成分が明確ではないものも多く、鑑定を困難にしている。
専門家は「潜入捜査チームが目にした問題以外にも、中薬製造の工業化がもたらした天然薬材の絶滅危機といった問題や、農薬の残留問題などがある」と指摘。栽培、加工、流通といった各過程の管理が多部門にまたがっている現状を受け、「問題の解決には統括する責任者が必要だ」と訴えている。(南方日報=中国新聞社)
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