同社のマレーシア法人のオマル最高経営責任者(CEO)は「格安ターミナルの混雑が原因で社員の労働環境が悪化しつつあり、乗客にも不快な思いをさせている」と述べ、早期の完成を訴えた。
工事ミスでトラブル
KLIA2は今年7月、建物の天井に亀裂が見つかるなど、230件の安全基準違反が発覚し、工事のやり直しを余儀なくされた。また、空港公社が工事の遅延1日につき約20万リンギットの賠償を求めると発表したところ、業者側が計画変更が遅延の原因だと反論するなどトラブルが続く。
国際航空運送協会(IATA)によると、12年のアジアの航空機利用者は前年比5.2%増と世界の同3.9%増を上回った。今後もアジアが世界の航空市場を牽引(けんいん)していくとみられており、特に成長が見込まれる東南アジア地域では各国が拠点を目指す競争が始まっている。
KLIA2がこれ以上の延期を避けて来年5月の開港にこぎつけられるのか、注目が集まりそうだ。(シンガポール支局)