同相は今後の課題として「観光客の安全確保が最優先課題となる」と述べ、南部プーケットと中部パタヤの両観光地で組織犯罪の撲滅を目指す意向を表明した。両市は風光明媚(めいび)なビーチなどで知られる一方、パタヤでタクシーや水上バイクといった観光ビジネスに犯罪組織が関与しているとされるなど、治安面に不安を残している。
また、ASEANでは現在、加盟10カ国で観光客に対して域内の自由な往来を認めるための交渉が進行中だ。域内全体の観光客増加を目指す措置だが、タイはこの中で域内観光拠点の地位を確保したい考えだ。
このため、タイはアジアでシェア約50%を占めるとされる医療ツーリズムや、昨年、790億バーツの観光収入に貢献したMICE(マイス=展示会や国際会議などを主催して観光客を呼び込む観光事業)など、観光の多様化にも官民を挙げて取り組んでいる。