インド、コーヒーチェーン競争激化 若者に人気 内外各社出店攻勢 (2/2ページ)

2013.9.18 06:10

 スターバックスが拡大を急ぐ背景には、競合する他社がこぞって店舗数の増加を図っているという事情がある。最大手で国内に約1300店、国外にも約30店舗を展開する地場カフェ・コーヒー・デイは15年中に2000店舗体制を目指す。

 また、地場外食最大手ジュビラント・フードワークスも米国生まれでコーヒーとドーナツを提供するダンキンドーナツの店舗展開を昨年から始め、現在の10店舗から4年以内に100店舗まで拡大するとしている。

 その他、225店舗(10年時点)でコーヒーチェーン2位のイタリア系バリスタ・ラバザも今後2~3年で毎年40~45店舗を新設する方向。昨年100店舗を達成した3位の英系コスタ・コーヒーも将来的に300店舗体制を構築したいと意気込む。

 今年4~6月期の国内総生産の成長率が4.4%と減速が鮮明なインド経済だが、カフェ・コーヒー・デイ幹部は「カフェ・ビジネスでは食品などのサイドメニューを含めて需要減退の兆しはない」と言い切る。大都市だけでなく中小規模の都市への進出もみられるようになってきており、今後も各社の出店競争は加速しそうだ。(ニューデリー支局)

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