代理出席したケリー米国務長官は「TPPの重要性は理解している」と訴えたが、参加国内には「(交渉に)締め切りはない」(メキシコのペニャニエト大統領)と年内妥結の先送りをにじませる声も上がった。12カ国は年末までに、再び閣僚会合を開き、交渉を前進させる考えだ。
一方、8日に閉幕したアジア太平洋経済協力会議(APEC)の首脳会議では、参加する21カ国・地域すべてを統合するアジア太平洋自由貿易圏の実現を目指す方針を確認した首脳宣言を採択。インフラ整備や人的交流を通じた「包括統合」の実現や、保護主義への対抗でも合意した。(ヌサドゥア 本田誠)