逆に、東南アジアで目立って好調なのがフィリピン。13年の成長率は7.0%で、4月時点の6.0%が上方修正された。14年の成長率も5.9%から6.1%へと上方修正された。公共事業の伸びによるインフラ投資、民間企業投資とも順調であることが要因。
東南アジア域内大国が伸び悩むなか、カンボジアは予測通りの堅調な成長を続けている。13年の成長率は7.2%、14年の成長率は7.5%とそれぞれ予想され、4月時点からの修正もなかった。
堅調な成長の要因として改訂版はまず、カンボジアの主要産業である縫製業の輸出が13年上期(1~6月期)で約23億ドル(約2230億円)にのぼり、前年同期比で約11.3%の伸びをみせていることを挙げた。また、カンボジア政府が国を挙げて取り組む精米の輸出も、13年上期には前年同期の2倍近い約1億2200万ドルに拡大した。
輸出に加え、国内ではオフィスビルや商業ビル、ホテルやコンドミニアム(高級マンション)などさまざまな建物の「建築ブーム」が起きており、13年上期で市場規模が約19億ドルに達した建設分野が成長を牽引(けんいん)している。