また、現在インドのファストフード市場の消費額は83%を8大都市が占めるが、クリシルはここでも中・小規模都市の追い上げを予想。消費者がファストフードに費やす年間消費額は、8大都市で現在の3700ルピーから16年に6000ルピーへと約60%増える一方、中・小規模都市では1500ルピーから3750ルピーの2.5倍増となり、伸び率で8大都市を大幅に上回るという。
現在、同国で人気が高いファストフードはピザ、ハンバーガー、サンドイッチで、全体の8割を占める。
店舗数でのシェアは、約500店を展開する米ピザチェーンのドミノピザが20%で首位。以下、米サンドイッチチェーンのサブウェイが12%、マクドナルドが11%と続く。
各ブランドはマクドナルドが宗教事情を考慮して商品から牛肉や豚肉を排除したほか、サブウェイもベジタリアン(菜食主義者)メニューの専門店を出店するなど、顧客獲得を目指し現地化でもしのぎを削っている。
クリシルは今後の市場展開について、競争激化や景気低迷で8大都市の既存店の中には苦戦店舗が出るとしながらも、全体の市場拡大傾向は変わらないと予想している。(ニューデリー支局)