現在、日本の法人実効税率は、復興特別法人税の上乗せ分を含めて38.01%(東京都)。政府は復興特別法人税を13年度末に1年前倒しで廃止するかを12月中に決めるが、復興税がなくなると実効税率は35.64%になる。ただ、それでも韓国の24.20%や中国の25%に比べて高く、経団連は、アジア諸国並みまでの引き下げを求めている。
国内企業は過去の赤字などを理由に7割が法人税を払っていない。さらに法人税率を1%引き下げると約4000億円の税収減になる。代替財源の確保が困難な中で自民党内でも慎重論は強く、党税調でも難しいかじ取りを迫られそうだ。
一方、軽減税率については、30日の公明党との調査委員会で協議を再開する。軽減税率は、13年度税制改正大綱の中で「14年度税制改正決定時までに結論を得る」ことが盛り込まれている。ただ流通業者の事務負担などを考慮して自民党内で慎重な声が多い一方、公明党は早期導入を求めるなど温度差があり、調整が難航する可能性もある。