こうした中、為替レートは今月25日午後5時現在で1ドル=97円01~03銭と、企業の平均想定レート(93円25銭、4~6月期)に比べ、大きな為替差益が期待できる状態だ。
すでにLIXILグループなどが通期業績の修正を発表したほか、中間期の業績修正も相次いでおり、「想定レートを修正するとともに、業績予想を引き上げる企業が相次ぐ」(三菱UFJモルガン・スタンレー証券の藤戸則弘投資情報部長)というのが市場の見方だ。
さらに、決算発表では好調な業績を受けた26年春闘に対する、企業の方針にも注目が集まる。すでに日本電産の永守重信社長は、22日の決算会見でベースアップを含めた賃上げの実施を表明した。
企業業績の改善による恩恵を、賃上げで家計にも波及させ、個人消費の拡大をはかる動きが加速するか。アベノミクスの成否を分ける意味でも、注目されそうだ。