中国では超高級車市場が低迷の傾向を見せている。イギリスのベントレーやイタリアのランボルギーニの中国における販売台数は低下しており、特にランボルギーニは今年2桁の減少で2010年の水準に逆戻りする見込みだ。だが輸入台数でみると、1~7月の販売成長率は前年並みを維持している。
中進汽貿サービスの統計によると、今年1~7月の超高級車の販売台数は3000台弱で、成長率はほぼ前年並みの20%だったという。
同社の王存マーケティングマネジャーは「超高級車の購入者層は比較的安定している」として、中国政府の節約令の影響を否定している。
これに対し、ランボルギーニCEO(最高経営責任者)のステファン・ヴィンケルマン氏は「中国の消費者の購入意欲は下降している」として、今年の中国における販売台数を約200台と予測している。