だが、利益を上げることができるのは作品全体の10%にすぎず、多くの作品が低視聴率にあえぐ。テレビ局は、放映権の購入費用が高額であるにもかかわらず視聴率が低迷すれば、広告収入も伸びず、原価が回収できないのだ。
このため資金が足りない中小規模の衛星テレビ局では、安価なドラマの大量購入で採算を取ろうとしている現状がある。
制作コストが高騰した最大の理由は、出演料が膨れ上がっていることだ。
00~01年、出演料はドラマ制作費全体の20~35%だったが、04~05年には50%になり、12~13年は少なくとも6~7割に拡大。風景の撮影や衣装、小道具、編集作業といった他のコストは、削減を余儀なくされている。
これについて専門家は「一部の投資家たちは、大物俳優や人気俳優を多数起用しなければ高視聴率が取れないと考えており、テレビ局も豪華キャストで固めた作品を好む傾向があるから」と指摘する。