報道では、グーグルやヤフーの社内ネットワーク上の情報が暗号化されていない実態も判明した。大量の個人情報を管理するIT企業にとり、プライバシー保護は命綱だ。信頼が揺らげば経営に直結する。
各社は対策を迫られている。1日付の米紙ウォールストリート・ジャーナルによると、グーグルやマイクロソフト(MS)がシステム強化を検討中だ。ただ、暗号化は「技術的に難しい」(グーグル幹部)上にコストもかかるため、頭痛の種となりそうだ。
リベラルな民主党を支持するIT企業が多いシリコンバレーは、オバマ米大統領の後ろ盾になってきた。盗聴問題で政権との軋(あつ)轢(れき)が強まれば、こうした「蜜月」関係は危機にさらされ、オバマ政権への打撃となりそうだ。