また、電子産業への投資も加速しており、2012年の投資額は前年比10%増の27億ドルに達している。
米半導体オン・セミコンダクターは、フィリピンでの生産増強に800万ドルを投じる方針を明らかにしているほか、日本の半導体企業が、労働賃金が上昇を続ける中国に代わりフィリピンへの進出を検討しているなどの動きもある。
フィリピンの電子産業の輸出額は、同国の輸出額全体の約6割を占める重要産業。アキノ政権は電子産業に注力する姿勢を示しており、SEIPIは今後も毎年20億ドルの投資を呼び込み、16年までに輸出額を500億ドルにまで高めたいとしている。(シンガポール支局)