また、経済区内の空港を拡張して物流を活性化させ、さらなる投資を呼び込みたい狙いもある。
拡張が計画される中部クアンナム省チューライ国際空港は、チューライ開放経済区内に位置する。隣接するクアンガイ省にはベトナム初の製油基地を持つズングワット経済特区もあり、物流拠点空港としての役割が大きい。拡張工事は総工費5億4600万ドルで15年から25年にかけて行われ、年間旅客数230万人、年間航空貨物量は150万トンとなる見込みだ。
ベトナム政府は、20年までに国内に26の空港を設置し、うち10空港を国際空港とする計画で、観光振興や投資拡大にも大きく寄与する航空インフラの整備を積極的に推進する姿勢を示している。(シンガポール支局)