それまで、客が1人も来ない日があったのに、いまでは17ある部屋が連日、ほぼ満室状態。1泊朝食付で、60ドル程度という価格も人気だ。
彼自身、ヤンゴン大学の医学部を卒業後、カナダ、日本でそれぞれ、数年ずつ研究生として生活したこともあり、「各国を旅した経験と医師としての立場から、ホテルは、高速のインターネット環境と清潔さが不可欠。それがあれば受け入れられると思った」と分析する。
ヤンゴンであってもほんの数年前までは、ホテル備え付けのコンピューターから、限られたドメインのメールアドレスしか使えず、検索もままならなかったことを考えると、まさに雲泥の差だ。こうした情報通信分野の進歩が、今の変化を加速させているのは間違いない。それと同時に彼らのような外国での経験を積んだ若い世代が、その経験と発想を新しい国造りに生かせるかどうかに、ミャンマーの将来がかかっている。(ヤンゴン 宮野弘之)