また、7~9月期の総合的な物価動向を示すGDPデフレーターは、前年同期比マイナス0.3%だったが、4~6月期よりも下落幅は縮小した。特に、国内の物価動向を示す国内需要デフレーターは、前年同期比プラス0.5%で、08年7~9月期以来5年ぶりにプラス転換し、指標面でもデフレ脱却への動きが示された。
そのため政府、市場関係者の視点は来年4月の消費税率引き上げ後にシフト。国内民間エコノミスト40人による予測では、引き上げ直後の4~6月期の実質成長率は約4.8%マイナス。1~3月期の約4.6%プラスから急落する。
安倍政権もこの山と谷ができることは覚悟しているが、その後の7~9月期に回復ペースに戻せるかを重視している。
というのも法律通り消費税率を15年10月に10%に引き上げる際は「予算編成作業も考慮して、来年12月には判断することが必要」(麻生太郎財務相)で、7~9月期のGDPが、最大の判断基準になる。
政府としては、今年の年末にまとめる今年度補正予算の効果で、早期に景気回復基調を取り戻したい考えだ。