フィリピン国家競争力評議会のギレルモ・ルス議長は「アキノ政権になった2010年以降、財政再建や破綻処理に関する法律の制定により、煩雑な手続きの簡素化や電子取引の導入などの面でビジネス環境が向上した」と分析。向こう2~3年で、さらに25カ国・地域を追い抜くことができるだろうと期待を示した。
一方、順位を落としている指標もある。会社設立の容易度に関しては、昨年の161位から170位に下降。また、契約執行は111位から114位、投資家の保護は昨年と変わらず128位となっている。
在フィリピン米国商工会議所のシニア・アドバイザーは「フィリピンは躍進を遂げているが、総合順位は3桁台でまだ世界的な評価は低い。ビジネス環境改善に向けた改革を実行するには強いリーダーシップが必要」と指摘している。(シンガポール支局)