韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領が今月2~8日の日程で英仏など欧州を歴訪し、欧州連合(EU)との自由貿易協定(FTA)などで首脳らと会談した。この行脚中、朴大統領は「従軍慰安婦問題」を述べ、欧州メディアとのインタビューでも言及するなど相変わらずのご様子だ。
ところが韓国のメディアが反日行動をいさめるような論調の記事を掲載。ひょっとして朴大統領の爆走ぶりに辟易(へきえき)しているのだろうか。
BBCが世界に配信
李明博(イ・ミョンバク)前大統領が昨年8月、竹島(島根県)に上陸して以降、日韓関係は悪化の一途。朴大統領も日本への理不尽な誹謗(ひぼう)中傷をやめようとはしない。
朴大統領は2日付の仏紙フィガロで「(日韓)両国の関係を未来志向の関係に発展させたいが、一部の日本政治家たちが過去の歴史について度々、退行的な発言をして残念だ」と語った。4日のオランド仏大統領との会談でも慰安婦問題をアピールした。