期待と不安の新株価指数 ROE重視…成否握る公的年金 (4/4ページ)

2013.11.28 06:00

 投資家の反応は

 新指数の定着をめぐっては「GPIF次第」(大手証券)との見方が強い。政府の有識者会議は今月20日、年金など公的資金の運用について、株式などの比率を高めて分散投資を図るべきだと提言。新指数の利用を改善策の一つに挙げ、GPIFに活用を促した。伊藤隆敏座長は「ROE改善やコーポレートガバナンス(企業統治)の向上につながる」と期待を寄せる。

 構成銘柄への投資家の関心が高まり、新指数に連動する投資信託も今後設定されるとみられるが、「高ROE企業の株価が必ずしも上がるとはいえない」(市場関係者)。

 そうした企業は効率化が進んでおり、改善余地が小さいとみられるからだ。パフォーマンスがTOPIXを下回れば新指数も世界から忘れられる存在になる恐れもあり、スタートダッシュが重要になりそうだ。(高橋寛次)

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