自民党税制調査会(野田毅会長)は5日の小委員会で、JR東海が平成26年度の着工を目指す「リニア中央新幹線」の建設に必要な土地などの取得にかかる税金を非課税とする方針を確認した。与党が12日に策定予定の26年度税制改正大綱に、適用が盛り込まれる見通しだ。
国土交通省は26年度税制改正要望で、リニア建設に必要な土地と家屋の取得に伴う不動産取得税と登録免許税の非課税化を要望していた。JR東海は、39年に東京(品川)-名古屋間、57年に名古屋-大阪間の開業を目指しており、目標時期に確実に開業できるよう税制で後押しする。
税制改正大綱で実施が決まれば、JR東海は、東京・名古屋間の不動産取得税151億円と登録免許税約33億円の合計184億円規模が減税される見通しだ。
2税は、独立行政法人が建設主体となった従来の整備新幹線建設では非課税とされてきた。リニアは民間企業であるJR東海が建設主体のため税優遇がなく、先月29日にはJR東海の葛西敬之会長が首相官邸を訪問し、2税を免除するよう菅(すが)義(よし)偉(ひで)官房長官に直談判するなど適用を求めていた。