日銀が11日発表した11月の国内企業物価指数(2010年平均=100、速報)は前年同月比2.7%上昇の102.6と8カ月連続で増加し、5年1カ月ぶりの高い伸びを示した。円安によるエネルギー関連輸入価格の上昇や住宅需要拡大による資材価格の値上がりが寄与した。前月比でも鶏卵や牛肉、鉄くずなどの値上がりで0.1%上昇した。
品目別では、石油・石炭製品が前年同月比12.6%、電力・都市ガス・水道が同10.8%それぞれ上昇。消費増税前の駆け込み需要で住宅需要が増え、製材・木製品も同13.9%、鉄くずなどスクラップ類は同38.1%上昇した。上昇品目数(390)は下落品目数(302)を3カ月連続で上回った。
輸入物価指数はドルなど契約通貨ベースで同0.4%下落したが、円ベースでは同16.9%上昇。輸出物価指数も契約通貨ベースで2.0%下落したが、円ベースでは12.4%上昇しており、円安の影響が指数に大きく反映されている。