日銀が10日発表した11月のマネーストック(通貨供給量、月中平均残高)速報は、現金や国内銀行への預金など市中に出回る通貨量を示す指標「M3」が前年同月比3.4%増の1165兆1000億円と、実績、伸び幅とも2003年4月の統計開始以来、過去最高になった。
経済活動の活発化で「資金需要が拡大し、銀行の貸し出しも伸びている」(調査統計局)。普通・当座預金の残高を示す預金通貨は同6.1%増の485兆6000億円と2カ月連続で伸び率が拡大しており、企業の手元資金も厚みを増している。
M3に投資信託や外債などのリスク性商品を加えた「広義流動性」は同4.2%増の1517兆2000億円と12カ月連続でプラス幅が拡大。金銭信託が同9.5%増、投資信託が同10.7%増と引き続き好調だった。