【都知事選】細川氏、なぜ今政治復帰? 小泉との接点から?

2014.1.10 22:52

 平成10年に政界から去り、陶芸の世界に身を置いてきた細川護煕元首相が、都知事選出馬を決断した。直接のきっかけは、小泉純一郎元首相と「脱原発」で意気投合したことだ。実は、2人は現役時代にも民間有識者を交えた「行革研究会」を立ち上げるなど気脈が通じる部分があった。

 「勝ち負けではない。もうやるしかない」

 細川氏は出馬の決意にあたり、周辺にこう伝えた。

 細川氏を都知事選に推す声は昨年12月、猪瀬直樹前知事の辞職直後から民主党を中心に広がっていた。細川氏は、その時点では踏ん切りがつかずにいた。「他の目玉候補」が出てくる可能性に躊躇(ちゅうちょ)したのだ。

 ただ、布石は打っていた。昨年10月、小泉氏と久しぶりに会談した。現役時代には、郵政民営化で歩調を合わせ、自民党内で孤立していた小泉氏を細川氏が激励することもあった。

 会談では、原発問題で認識が一致し、2人の距離は再び縮まった。猪瀬氏の辞職が決まると、双方が別の人を介して「細川さんが出たらどうか」「小泉さんこそ出るべきだ」などと言い合うようになったという。

 細川氏は徐々に知事選を意識するようになり、年が明けると、同氏のもとに「小泉氏が『出馬するなら支援する』と言っている」との情報が政界関係者から続々と入り始めた。小泉氏も細川氏と会うことに前向きな姿勢を周囲に伝えた。

 細川氏と同じ日本新党出身の野田佳彦前首相らも年明けから水面下で出馬を促し、細川氏の背中を押した。昨年の都議選の民主党落選者らが独自に選挙事務所の準備や資金集めに奔走した。

 ただ、細川氏は平成10年に「60歳は区切り」として衆院議員を辞職した経緯があり、75歳での政治復帰には説明も求められる。自民党幹部は「最近は芸術に携わってきたようだが、細川氏自身が骨董(こっとう)品だ。ゾンビだ」と皮肉る。

 これに対し、細川氏が議員辞職願を提出した直後、厚相だった小泉氏だけは記者会見でこう「予言」していた。

 「細川氏は節目節目で、また引っ張り出されてくるのじゃないかな」(村上智博、力武崇樹)

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