さらに茂木氏は「ボーナスの語源はもう少し古い」と述べ、ボーナス(bonus)の語源がローマ神話の成功と収穫の神、ボヌス・エヴェントス(Bonus Eventus)に由来すると説明した。
そして、ここからが本題。茂木氏は「『成功と収穫』です。企業収益の改善を賃上げ、所得、さらには雇用の増加につなげ、それが消費の拡大につながり、そしてさらなる投資や生産を生む」と指摘。その上で「こういった経済の好循環をしっかりとつくり、景気回復の実感が全国津々浦々まで行き渡る。そのような年にしていきたい」と今年の抱負につなげた。
【電子情報技術産業協会の佐々木則夫会長(東芝副会長) 1月8日の賀詞交歓会】
この数年、テレビの販売不振に苦しめられてきた電機業界を振り返り、「単品切り売りはピッと上がってもすぐ下がる」と“反省”の弁。巻き返しに向けた策を問われると、他分野に積極的に入り込んでいく米グーグルを引き合いに、「医療や農業、通信、エネルギーなどにわれわれが参入することで、サービス向上につながる。“一挙三得”だ」とパッケージ販売を強化する考えを強調した。