電気代などエネルギーの値上がりや、円安に伴う輸入価格の上昇が主な理由。さらに、景気回復に伴い、これまで価格下落の激しかった家電も含め幅広い品目で価格が上昇していることが背景にある。デスクトップ型パソコンは14.9%上昇。冷蔵庫はマイナス12.0%だが、12年のマイナス29.4%から大幅に下落幅が縮小した。
同時に発表された13年12月の消費者物価は前年同月比で1.3%上昇し、7カ月連続のプラスだった。
生産も回復基調にある。経済産業省が同日発表した生産の動向を示す13年12月の鉱工業生産指数速報(10年=100、季節調整済み)は100.3と前月比1.1%上昇し、2カ月ぶりのプラスとなった。年間では指数の基準年を変更した影響から、前年比で0.8%低下した。住宅投資も堅調だ。国土交通省が同日発表した13年の新設住宅着工戸数は、前年比11.0%増の98万25戸。景気回復と消費税増税前の駆け込み需要などが要因だ。