13年10~12月期の実質国内総生産(GDP)はひとまずプラスとなったが、消費税増税後も経済成長が続くかどうかは、景気の腰折れを防ぐ目的で決めた5兆5000億円の経済対策を政府が着実に進めるとともに、春闘で企業の賃上げが広がるかが鍵となる。
10~12月期は、自動車など高額商品が堅調だったうえ、設備投資が2年ぶりの高い伸びを示した。増税前の駆け込み需要にとどまらず、個人・企業の所得が改善し始めたことがうかがえる。
一方、輸出が力強さを欠いているのが懸念材料だ。円安が進むと生産量が増えるはずだが、企業の生産拠点が海外に移り、輸出が急回復するのは難しい状況になっている。海外経済も先行き不透明で、外需の弱さが経済成長の足を引っ張る形が続く可能性がある。