□スパイダー・イニシアティブ 代表・森辺一樹
オンラインショッピングが登場して、10年ほどが経過した。この間にオンラインショッピング市場は驚異的な成長をとげ、米アマゾンや米ヤフー、そして楽天など多くの“巨人”を生み出し、われわれの身近なところに入り込んできた。今後も引き続き高い成長を続けていくだろう。
しかし、すべのモノがオンラインで買われる状況など絶対に到来しない。オンラインショッピング先進国の米国ですら、電子商取引(EC)化率は現在6~7%だ。日本においては3%に満たない。にもかかわらず、なにかとオンラインに注目が集まるが、今回はオフラインに着目をしたい。
世界の小売り企業ランキングのトップ10を表にまとめた。このなかで、ひときわ目を引くのは米ウォルマート・ストアーズの桁外れの強さだろう。他社の闘志を奪い取るような圧倒的な1位である。これだけ大きな売り上げを誇りながら、今もなお年5%程度の成長を続けている。
この小売業界でも欧米企業の圧倒的な強さが際立つ。上位10社に限らず、上位100社であっても8割は欧米企業である。特に上位企業に関しては、国境を積極的に越え、成長著しいアジアへの展開を加速させている。