知人らによると、古川さんは漂着現場付近に生えていた果実も足場が悪いため取ることができず、近くの植物の葉についた水滴や雨水を飲んで乾きをしのいだという。救出後、知人に「今はチャーハンと、おそばが食べたい」と伝えた。
捜索に参加するダイバーのまとめ役の松井弘美さん(46)は18日、容体が安定している古川さんについて、「岩場に上って体を休めるなどしたことで体力の消耗を防げたようだ」と指摘。ウエットスーツを着脱するなどして体温調整したことも、脱水症状を防いだとの見方を示した。
一方、捜索ヘリの募金をインターネットで呼びかけているダイビングサイト編集長の寺山英樹さん(39)が、古川さん以外の4人と病院で面会した日本人女性に確認した情報によると、当初は宮田さん、高橋さんを含む6人で発見現場の崖付近に漂着したが、2人は岩場を上がれなかったという。救難当局者によると、ダイビングスーツ姿の4人は発見時、岩場で肩を寄せ合っていた。
救難当局は、行方不明の2人について、救出現場付近にいる可能性があるとみており、2人の体力の消耗も考慮し、捜索活動に全力を挙げている。