東証1部に上場する3月期決算企業の2014年3月期の配当総額が、過去最高になる見通しであることが28日、わかった。自動車など輸出関連企業を中心に業績が急回復しているほか、株主還元に対する企業側の意識が高まっていることが背景にある。
SMBC日興証券の2月27日までの集計によると、各社が14年3月期に見込んでいる期末配当の予想額と、すでに株主に支払った中間配当を合わせた年間配当の総額は6兆9375億円。これまで最高だった08年3月期の実績6兆5885億円を超える。
安倍晋三政権の経済政策「アベノミクス」による円安や株高、景況感の改善による業績回復を受け、前期は無配だった企業が配当を再開するケースが目立つ。
三菱自動車は28日、優先株式の全量処理が確定したことを受け、16期ぶりに復配すると発表。未定としていた年間配当を、特別配当10円を含む25円とする。特別配当について同社は「長年の無配継続や、再生の取り組みに一区切りがつくことを勘案した」とした。