ミャンマー初のLCC、ゴールデン・ミャンマー・エアラインズのアウン・ジー社長=ヤンゴンのGMA本社【拡大】
--ミャンマーでLCCの勝ち目はあるのか
「航空ビジネスには2つの重要な点がある。資金力と人材育成力だ。LCCは低コストの戦いだ。もし、飛行機を10機保有すると乗務員は800人ぐらい必要だ。操縦士の月給は日本が100万円だとすると、ミャンマーでは半分で済む。客室乗務員の給料も4分の1だ。地上職員なら3万~4万円で手配できる。ミャンマーではフルサービスの航空会社は国の援助がないと難しいが、LCCなら十分に対抗できる」
--LCCでライバルと考えている航空会社は
「タイガーエア(シンガポール)、ノックエア(タイ)、エアアジア(マレーシア)が強い。ミャンマーの優位性はアジア、中東、オーストラリアを結ぶハブ(拠点)になり得ることだ」
--15年のASEAN共通市場がスタートすれば、オープンスカイ協定で、ASEAN各国の航空会社がどこでも乗り入れることができる。ヤンゴンがハブ空港として勝てるかどうか、分からないのでは
「ハブ空港とするには、まず地元の生活向上、経済発展が重要だ。地元の人が外国へ行くようになれば、7、8割の搭乗率で経営は安定する。ミャンマーは今後も大きな経済成長が期待できる。ベトナムも自国の人が旅行に出始めてからLCCが急成長した」
◆3グループに集約
--今後、ミャンマーの航空業界はどうなる
「政府は新たな航空会社の設立を制限するという。まもなく3グループに集約されるだろう。われわれGMAは、すでに2500万ドル(約26億円)の資金を集め、株主は200人を超える。(15年発足予定の)ヤンゴン証券取引市場に上場する計画だ」