農協(JA)グループは7日、新規就農者や担い手育成を支援する「全国基金」の創設を柱とした改革案を発表した。グループ内で基金の規模など詳細を議論し、4月に正式決定する。政府が6月にまとめる農業強化策への反映を目指す。
全国農業協同組合中央会(JA全中)の万歳章会長は7日の記者会見で「(農家の)所得を増大しながら、(食料)自給率を上げていくのが改革案の基本目標だ」と述べた。
改革案は(1)担い手育成(2)販売事業の強化(3)組織改革の3本柱で構成。担い手育成は基金のほか、JA出資の農業生産法人を設立して支援する方針。焦点の組織改革では、政府の規制改革会議が問題視する金融・共済事業の肥大化や、農業に携わっていない「准組合員」の増加に明確な言及はなかった。