マレーシアは家計債務の国内総生産(GDP)に対する比率が2013年末時点で86.8%となり、過去最高の水準に達した。若年層の消費者の購買意欲が堅調だったことなどが要因。ただ、家計債務の年間増加率は11.7%で11、12年の13.5%からは減速した。現地英字紙スターなどが報じた。
バンク・ネガラ・マレーシア(中央銀行)によると、同国の家計債務は03年以降、年平均12.7%の勢いで増加が続いている。GDP比は02年に57%だったが、12年に80.5%となり初めて80%を突破し、13年も過去最高を更新した。
家計債務が増加すると、返済負担が家計を圧迫し、消費低迷などを招く可能性がある。また、融資が不良債権化して銀行の経営が悪化する恐れもあり、経済に悪影響を及ぼすとされる。
同銀は持続的な成長を妨げる恐れがあるとして、昨年7月以降、ローン返済の最長期間を不動産融資に関しては45年から35年に、個人融資については25年から10年に短縮したほか、融資審査を厳格化するなどの家計債務抑制策を講じていた。
同銀は13年の家計債務増加について、若年層の消費者による住宅、自動車の購入が堅調だったこと、物価の高い都市部への人口流入が続いたことなどを要因に挙げた。