おじぎの練習をする南京の大学生。職業教育と大学の単位の互換制度を呼び掛ける声も上がっている(中国新聞社)【拡大】
しかし今回のアンケートでは、回答者の41.8%が「一般の大学卒業生の方が就職に有利」と考えており、「職業学校卒業生の方が有利」と答えた人は31.4%だった。
湖北省武漢市のある男性は、現在、市内の職業技術学院に通いながら中南財経政法大学を受験する準備を進めている。男性は職業学校の教育について「確かに実践に役立つが、『学び』の雰囲気に欠ける。この環境でより深く研究することは難しい」と語っている。
北京大学社会学部の張静教授は「海外では、教育体系の中で一般教育と職業教育がはっきりと分かれている。しかし中国では教育システムが転換途中で、専門課程の設置や求められる人材がまだ明確でない。単位互換制度の実現には多くの問題を解決しなければならない」と説明している。(中国青年報=中国新聞社)