米製薬会社のアキュセラ・インクは、外国企業として6年ぶりに東証の新興企業向け市場マザーズに上場した。ロボットベンチャーのサイバーダインは、上場株式の10倍の議決権がある種類株を経営者が持ち、上場後も実質的に支配権を確保する仕組みを日本企業として初めて採用し注目された。
IPO市場をめぐっては、24年末から昨年末まで、49銘柄連続で初値が公募・売り出しに適用する公開価格を上回るなど好調が続いた。今年に入ってからも、公開価格を上回った企業が26社中の18社と好調を維持している。業種別では、先月27日に上場し、公開価格(4000円)の2・3倍の初値(9250円)を付けた医師向けネットサイト運営のメドピアなど、医療やIT関連の業種に人気が集まっている。
日興の永末執行役員は、「足元ではIPOに関心を持つ企業が増え、来年以降も増加傾向が続く」と指摘。東証は「上場に関心を持つ企業に必要な情報提供といったサポートをしっかりやっていきたい」としている。(佐藤裕介)