AIIBをめぐっては、米国政府も中国政府の構想を疑問視。日本は、中国が金融支援を通じてアジア各国への影響力を強めることを警戒しており、水面下で米国と協力し、東南アジア各国やオーストラリアなどにも、AIIBへの出資を見送るよう求める方針だ。
AIIBは中国の習近平国家主席が設立を提唱し、主要国や中央アジア、中東の各国に出資を呼び掛けている。中国は設立に向けた合意文書を北京で11月に開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)までに取りまとめたい考えで、各国への働き掛けを強めている。AIIBをめぐる日中間の綱引きが激しくなれば、アジアの経済協力に影響を及ぼす恐れもある。