断食月明け 地方で1500億円支出 インドネシア 3000万人が帰省 (2/3ページ)

2014.8.4 05:00

普段の渋滞から一転して閑散とした首都ジャカルタ中心部のタムリン通り。レバラン休暇中のジャカルタは「排ガスも少なく、1年で一番空気がきれいな時期」ともいわれる

普段の渋滞から一転して閑散とした首都ジャカルタ中心部のタムリン通り。レバラン休暇中のジャカルタは「排ガスも少なく、1年で一番空気がきれいな時期」ともいわれる【拡大】

  • 赤ちゃんを抱きかかえ、荷物を足元にオートバイで帰省する夫婦=マルゴンダ・ラヤ通り(西ジャワ州デポック)

 ジャカルタ在住で大学講師のラフミさんも毎年、自家用車を使って家族で2泊かけて東ジャワ州まで帰省する。幹線道路沿いのホテルは全て予約で満室だという。しかし、ラフミさんは帰省費用節約のコツがあると笑う。「ガソリンスタンドに駐車して仮眠するのよ。売店もあるし、明るくて安全だからね。人々は『ガソリンスタンドホテル』と呼んでいるよ」

 国営石油ガスのプルタミナが経営するガソリンスタンドは帰省期間中、24時間営業サービスを提供している。オートバイ利用者の中にはガソリンスタンドに新聞紙などを敷いて仮眠をとる猛者もいるという。

 ◆運輸省が事故削減策

 オートバイ利用者の増加に伴い、帰省期間中の交通事故も多発している。インドネシア警察庁によると、昨年の交通事故は3675件、死亡者が795人。このうち、オートバイによる事故が72%を占めるという。

 これに対し、運輸省は期間中の渋滞緩和と事故削減のため、オートバイ利用者を対象にバスとトラックで帰省者とオートバイを主要都市まで無料で輸送するサービスを行っている。

 今年は、全国で昨年の倍の2万7000人をカバーし、さらに鉄道や船舶でも同様のサービスを行った。

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