“仰天不祥事”が小さな問題に見える中国 もし日本なら…政権吹き飛ぶ (3/5ページ)

2014.8.17 07:06

 今年上期に横領や贈収賄を含む汚職容疑で捜査された公務員らの人数は、2万5000人以上にのぼったという。新華社報道をロイターが伝えた。

 このうち、5万元以上の賄賂、または10万元以上の横領をめぐる「大規模案件」の捜査は85%近くを占める。不正資金を国外に持ち逃げした官僚についても捜査しており、上期に320人の容疑者が「拘束され、中国に連れ戻された」というのだ。

 ちなみに日本では平成10年、金融機関から過剰接待を受けた見返りに便宜を図った容疑で大蔵省職員が逮捕され、当時の三塚博蔵相が引責辞任に追い込まれた。過剰接待の象徴「ノーパンしゃぶしゃぶ」のインパクトは強く、世論の批判を浴びた大蔵省は解体。財務省と金融庁の分離にまで至った。内部調査も行われ職員が大量処分された過去がある。

 日本なら大問題になる官僚汚職だが、中国では不正が慢性化して、綱紀粛正の機会さえ失ってきたのが現実だ。

そんな不正の一端も、中国審計署の報告で明らかにされている

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