【飛び立つミャンマー】政商交代 ネ・ウィンの孫が頭角 (3/3ページ)

2014.8.22 05:00

ミャンマー国外へとビジネスの拠点を移しているテー・ザ氏(イェ・ナウン撮影)

ミャンマー国外へとビジネスの拠点を移しているテー・ザ氏(イェ・ナウン撮影)【拡大】

  • 新たな政商として台頭するアヤ・ネ・ウィン氏(イェ・ナウン撮影)

 ただ、アヤ・ネ・ウィン氏はAGD銀行の株購入にあたって「不透明な金は使わない」と地元メディアのインタビューに答えている。その際、彼は長らく中国からの支援を受けているとも述べた。

 こうしたなか、地元のイレブン・メディアによると、ネ・ウィン一族が所有するオムニ・フォーカス社がこのほど、ヤンゴンでバス高速輸送システム(BRT)の試験走行の許可を得たという。BRTはインドネシアのジャカルタでもみられるが、道路の中央にバス専用軌道を設けて他の自動車や車両を排除することで渋滞を避け、高速輸送を行う。当面は一路線で試験運転を開始し、順調にいけば路線を拡大していく計画だ。市の運輸当局者は「試験には多額の投資が必要で、いくらかかるかわからないが、オムニ社はすでにバスを何台も所有しているので問題ない」と述べ、同社の資金力を評価し、認可したことを明らかにした。

 同メディアによると、ミャンマー投資委員会(MIC)には1年半以上前に申請が出されていたというが、実際は認可に至る経緯などは不明だ。

 ヤンゴン市の議員の一人はイレブン・メディアに対し「いつの時代も、こうしたプロジェクトは政府に近い企業や人に委ねられる」と述べている。ミャンマーでは法整備が進まず、投資するにも賄賂やコネが前提だ。こうした現状を改善しなければ、政商は喜ぶだろうが、健全な企業はいつまでたっても育たないだろう。(編集委員 宮野弘之)

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

毎日25分からのオンライン英会話。スカイプを使った1対1のレッスンが月5980円です。《体験無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。