ベトナムは建設投資に関する行政手続きの迅速化を図る。グエン・タン・ズン首相は建設省に対し、2015年までに手続きに要する期間を現在の3分の1以下に短縮するよう命じた。同国は行政手続きの煩雑さが外国からの投資を阻む大きな要因となっており、手続きの円滑化が喫緊の課題となっている。現地経済紙ベトナム・インベストメント・レビューなどが報じた。
同国では現在、公共事業への投資に関する行政手続きが完了するまでに260~280日、民間の建設投資では392~447日を要するとされる。
世界銀行による13年のビジネス環境ランキングで、同国は建設投資分野において185カ国・地域中28位と、12年の39位から順位を上げた。しかし同首相は、同国の競争力強化を図るためには、さらに手続きの透明化や迅速化を進めるべきだとし、手続き期間の短縮に向けた行動計画を策定するよう指示した。
また同首相は、建設投資に加えて、土地管理に関する行政手続きの改革も推進する。天然資源・環境省に対し、手続きの効率化を図るためにIT(情報技術)の導入を拡大するとともに、手続きの手順を減らすよう求めた。
同国は複雑な行政手続きが成長の足かせになっているとも言われており、政府の改革実行力が問われている。(シンガポール支局)